いつウィッグ製作するとベスト?
医療用ウィッグの生産や患者さんへのウィッグ製作をしている株式会社スリールの吉成ひろみです。
抗がん剤治療が必要になったときに
『医療用ウィッグはいつまでに作るべきか?』
についてご説明させていただきます。
脱毛を伴う化学療法の方針が決まると、
今まで縁も所縁もない医療用ウィッグ探しが始まります。
病院にあるパンフレットを見たり、ネットで探してみたり
医療用ウィッグを取り扱うお店にご試着のご予約をされたり、ネットでご購入をかんがえたり、それぞれだと思います。
脱毛の始まりはほとんどの治療が投薬日から2週間後ぐらいになります。
脱毛が始まってもウィッグが必要になるのは脱毛開始から5日目ぐらいからです。
(脱毛の強い投薬の場合)
ウィッグの用意は早めが良いのですが、決して慌てる必要はありません。
通販などでご購入の場合は、ご自分が安心できる時期にご購入ください。
店舗でのご購入を考える方は、治療の始まる前にウィッグをご試着して
いつのウィッグ製作が良いかご相談されると良いと思います。
どの時期にご購入いただいても脱毛が始めってからご来店いただき
ご自分の髪をカットをしてサイズ調整や似合わせカットをしてウィッグは仕上げます。
(スリールの場合)
ウィッグをお作りするのに適しているのはショートスタイルですので
早めに髪を短くカットしても差し支えない方は
脱毛前にカットをしてウィッグをお作りすることもあります。
ショートになって周りの人にお会いして、その後ロングやボブのウィッグを被ると、ご病気のお話をしていない人には驚かれてしまいます。
生活事や学校行事などのスケジュールも髪を切る時期、ウィッグを被りだす日はお一人おひとりで違ってきます。
また、ウィッグ販売店とは言っても、ご自分の髪のカットはできないお店もたくさんあります。
美容(理容)所登録をしている場所で免許のある美容師(理容師)でないと
人の髪はカットできないからです。
スリールの取り扱い店はプライベートスペースを確保している美容室です。
担当しますのは化学療法の知識やウィッグの技術をもつ美容師です。
脱毛前の髪や治療後の髪や頭皮のこともご相談いただけます。