今日は部分ウィッグのお話です。
スリールはMサイズ,Lサイズ,6分の3つの大きさの部分ウィッグを販売しております。
Mサイズは7×13,5cm
Lサイズ 11,5×13,5cm(3角形です)
6分は頭の6割を覆うイメージで
どのサイズもクリップで自毛に留めます。
(スリールの部分ウィッグはこちらになります)
先日、お久しぶりにMさまから
部分ウィッグの買い替えのご希望のご相談を頂きました。
1年半ほど前にMサイズから6分に変更されていました。
今回はLサイズを考えているとのことです。
なぜ6分に変更されたかと言いますと
くせ毛で髪色も部分ウィッグとは違うため
縮毛矯正とカラーを度々しないと
部分ウィッグと髪が馴染まない。
『部分ウィッグのサイズを大きくして
ご自分の髪は見えないように覆いかぶせれば
縮毛矯正やカラーをしなくて良いから』
とのお考えでした。
Mさまはお仕事がら一つに纏めています。
6分ウィッグだとなるべく下の方に結んでしまうと、ご自分の髪がほとんど見えなくなります。
そうして始まった6分ウィッグ生活です。
縮毛矯正もカラーも不要になり
ずっとお会いしておりませんでした。
今回は
〔どうしてLサイズをご希望なのかな?〕
と不思議に思っておりました。
お会いしてお話しを伺いますと
「旦那にウィッグぽいって言われたの」
とのことです。
早くいつもの美容室に行ってこいとのことだったそうです。。
これまでの7年ぐらいの部分ウィッグ生活で
そんなことは、ご主人から1回も言われたことが無く
なぜ今になり。。
どこがウィッグぽいかという明確な答えも無く
Lサイズにすると自然になると
思われていたMさまでした。
いろいろ推測をしました。
*纏めたとき少しだけ見えるご自分の髪は
黒くてクルクルとしていて
よく見ると分かること。
*しばらくメンテナンスをしていないウィッグが
絡んでいて束感が出てきていること。
この推測をもとに今回は縮毛矯正とカラー
ウィッグのメンテナンスのメニューをおススメしました。
これでしばらく生活をしてみて
Lサイズが必要と思ってたら後日考えましょう
となりました。
6分ウィッグのままで十分自然でしたし
品質的にもしばらく使える状態でした。
ここのところお会いしていなかった分
ご家族やお仕事の状況の変化などを伺いながら
縮毛矯正とカラー、カット、ウィッグメンテナンスは終わりました。
最後にいつものように纏めていただくと
気になることが…
「1回に引き出す毛束が多すぎます!」
と私。
つむじ辺りを引き出して
頭の形を良く見せたり
程よくふんわりルーズ感を出すため
少しずつ毛束の引き出すことがあります。
Mさまはとても大雑把で(すみません!)
なんだか不自然になっています。
ご主人の『カツラっぽい』発言は
このことだったのか。。?
毛束の引き出しもおさらいをしていただき
笑顔でおかえりでした。
部分ウィッグを自然に見せるのは
いろいろな条件があります。
一番は毛材にテカリがあると
そこだけ乗せている感が出てしまします。
スリールは不自然なテカリが無いので
今回は他の理由を考えて施術しました。
ウィッグのことご自分の髪や頭皮の事
お困りのことはスリール取扱店にご相談してください。