医療用ウィッグが自然に見える4つの条件



医療用ウィッグは自然に見えないと
大抵の方が困るものです。

自然に見えなくても
ファッションウィッグで出来なった髪形を
楽しめる方もお見掛けする機会もあります。


もちろんファッションウィッグにも
自然なものはあります。

ただ髪がある前提で作られているので
毛量は極端に少なく自然に見えるものは
高価になる傾向があります。




医療用ウィッグが自然に見えるには
4つの条件があると考え、ご説明していきます。





不自然なテカリが無い

ウィッグの髪は人毛もしくは
化学繊維の人工毛材を使用しています。

人工毛ミックスというものは
人毛と人工毛がミックスされていて比率は各社で違います。

ウィッグの化学繊維はナイロンやポリエステル、その他の合成繊維が主になります。

これら繊維は染色方法やウィッグ工場での熱加工で
テカリ具合や風合いが全く変わってきます。

ご試着の時は
太陽光などで不自然にテカらないか?など
冷静に見てください。

テカリなのか艶なのか
区別は難しいかもしれませんが
ご試着で即決しないで見比べることをおススメします。


頭が大きく見えない


ウィッグはサイズが合っていないと
頭が大きく見えて不自然です。

手植えのウィッグですと
縫製でサイズ調整をして
頭の形に合わせることができます。
(*メーカーにより出来ない素材もあります)

ウィッグの首部分の後ろに調整ベルトと言って
S字カンがありますが、
これだけをきつい位置に掛けても
頭のハチの部分は小さくなりません。

そればかりか、きついことに弱い方は
頭が痛くなることもあります。

*中央に掛ける程きつくなります。

ウィッグを縫製の出来るお店に
お願いできると被りやすく頭も小さくなり自然です。




ウィッグの髪が傷んでいない

ウィッグは人毛でも人工毛でも
使用することで傷んできます。

人毛は工場で処理されたコーティングが剥がれて
乾燥したくせ毛になり絡んできます。

人工毛は摩擦による静電気に弱く
肩や洋服で擦れる部分や手でよく触るところが
絡んできます。

人毛、人工毛のどちらも毛絡みで
自然な髪の動きを無くしてしまい不自然になります。

日々の保湿やメンテナンスが大事で
傷みを遅らせることができます。


一見気にならないかもしれませんが
近づくと毛先の1本1本があちこち向いています。

この状態は手触りが硬く
毛と毛が絡み一塊になった感じになり
髪の動きが失われて不自然になります。

なるべく傷む原因になることは避けること。

保湿に気をつけること。

また毛絡みの状態になった場合は
ウィッグ販売店で定期的にメンテナスが

出来ることが望ましくなります。


被る位置が合っている

ウィッグは被る位置で雰囲気が全く変わります。

5ミリ~2ミリの範囲の違いでも大きく違いが出ます。
ウィッグは収まる場所によりグッと自然になります。

通販などで購入された方は正確な位置が
分かりずらいと思います。

鏡の前でどの位置が自然か
少しずつずらしてみて下さい。



私達は、ウィッグ製作時の最後は

いつも被り方の練習を患者さんに何度もしていただきます。

おひとりお一人の被る位置
ブラシの入れ方をじっくり見て
アドバイスをさせていただいております。

ウィッグ製作後は
1~2週間ウィッグで生活していただいて
再調整にご来店いただいてます。

お使いいただいて気になることの修正と
被り方の復習・確認の時間になります。

今まで被ったことの無いウィッグでの生活は
どこが正解かがわからないものです。

多くの方が不安の無い医療用ウィッグ生活を
送っていただきたいと思っています。




スリールのウィッグ
1年間のメンテナンスやサイズ調整の無料サポート付きです。

医療用ウィッグをお使いの方が
お困りにならないように考えてサポートしております。

また他社製ウィッグをお使いの方の
同じようなケアは有料で行っております。

ウィッグのことも治療後髪や頭皮のことも
お近くの取扱店にご相談ください。




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