ウィッグのシャンプーの頻度は?
今日は医療用ウィッグのシャンプーについてお話をします。
ウィッグはどのくらいのペースで洗うのが良いか?
「ウィッグはあまり洗わない方が良いと思っていました」
そんなお言葉をよく耳にします。
スリール取扱店はどこのメーカーのウィッグでも
カットなどをお受けしたり、
自毛デビューのご相談もお受けしているので
いろいろなメーカーをお使いの方とお会いしております。
時折、シャンプー不足と感じるウィッグをお見掛けして
「どのくらい置きにシャンプーをしていますか?」
と伺うと、一月に1~2回の方も多くいらっしゃいます。
人工毛や人工ミックスのウィッグであれば
毎日お使いの方で週1回、汗ばむ季節は週に2,3回洗っていただきたいです。
ウィッグの一番の弱点は絡みです。
絡みは汗やほこりが原因にもなりますし、
静電気が一番大敵です。
シャンプーをすることで清潔になる上に
ウィッグの髪に溜まっている静電気がリセットされます。
シャンプー前の硬く感じていた毛先が
シャンプー後は柔らかい手触りなります。
それはウィッグの髪が良い状態になったとういことです。
この『柔らかい髪の手触りの状態』が続いた方が
ウィッグは自然に見え、長持ちします。
また毎日ウィッグを洗う方も
何人もサポートさせていただいておりましたが
絡みが無く、とても良い状態でした。
体調や使用頻度、生活環境などそれぞれ違いますので、
無理のない範囲でウィッグのお手入れをしてください。
ウィッグにはどんなシャンプーを使うと良いか?
上記のようにまめにウィッグを洗うのであれば
ウィッグ専用のシャンプーではなく
普通のシャンプーで問題ありません。
シャンプー方法はシャンプー剤を水やぬるま湯に溶かし
付け置きで十分です。
毛材にブラシや櫛など使用しなくても汚れは落ちます。
詳しいシャンプー方法はこちらをご覧ください。
(ウィッグの被り方の後にご紹介しております)
ウィッグに使うトリートメントは?
もちろんトリートメント剤も同じく、普通のものをお使いいただけます。
スリールでは専用の洗い流さないタイプの
トリートメントを販売しております。
何度も試験をして生産をしているトリートメントですので
ウィッグを長持ちさせるためにお使いいただいております。
(他社製品のウィッグにもお使いいただけます)
トリートメントの注意点は上部には使用しないことです。
ウィッグの絡みは主に毛先や首にあたる襟足の内側部分です。
この絡みやすい箇所にトリートメントは塗布してください。
耳より上の部分にトリートメントを塗布しすぎると
不自然なテカリとなることもありウィッグぽく感じやすいです。
洗い流さないトリートメントのピュアミルキージェルは
こちらでご紹介しております。