医療用ウィッグでも いつもの髪形

日射しが強くなってきましたね。

先日はIさまにスリールをお作りしました。

予定より少し早めに脱毛が始まったので、急遽製作日を早めました。

髪を洗う時に絡まりそうだったことと、遠くにお住まいのため

バリカンでご自髪を切らさせていただきました。

少しの長さもここからの脱毛で頭のサイズが日々変わってしまいます。

いつまでもサイズが合わないことも、見た目を不自然にしてしまいます。

Iさまは毎日髪を纏めてご出勤されています。

こういう場合のバリカンは、顔回りと襟足の髪は短くしません。

想像してみて下さい。  ……変な髪形なんです。。

1回の化学療法で全部の髪が抜けてしまうわけではありません。

回数を重ねて徐々に抜けて行きます。

なのでバリカンで短く切らなかった部分は、しばらくの間有効活用ができます。

ウィッグのサイズ調整とカットをして、出来上がりました。

そしてIさまには、いつものように纏めていただきました。

ウィッグには見えませんね。

時折、他社製ウィッグで纏め髪のご相談のお電話を頂きますがお断りしています。

スリールの構造とサイズ調整をきちんとすることで、写真のように纏められるからです。

これからは、脱毛とともにその時の応じてバランスを考えていきます。

Iさまは、ご試着のときに被って頂いたボブスタイルも気に入られていましたので、しばらくしたらカットをするのも良いと思います。

「来た時と同じ髪形になって 安心しました」とIさま。

私も安心しましたし、そう言っていただけて本当に嬉しいです。

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スリール取扱店は 患者支援団体「ikus.医療美容ケア研究会」の加盟店です 。

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