医療用ウィッグがズレてしまうことは心配ですし、
不自然になりがちです。
ウィッグがズレてしまうのはいろいろな原因があります。
ご説明していきます。
ウイッグがずれる理由
ウィッグがずれる理由としては主に下記のような場合が考えられます。
サイズが合っていない
自分の頭のサイズとウィッグのサイズが
合っていないと、とてもズレやすくなってしまいます。
本来はサイズの合っているウィッグを購入した上で、
縫製で細かくサイズ調整をすることです。
もちろんプロの仕事ですし、
サイズ調整のできるのは手植えのウィッグです。
基本的に機械植えのウィッグはサイズ調整ができません。
被り位置が間違っている
被る位置はお使いなる方の生え際の位置や
おでこのバランスで変わってきます。
深く被り過ぎると不自然になりますし
合わせる場所で頭にフィットするポイントがあります。
多くの方にお伝えしておりますのは
生え際より数ミリ上にウィッグが
来るように被っていただいております。
数ミリというのはお一人おひとりの
おでこの広さが違うので違ってきます。
おでこが極端に狭い方は1センチ~1.5センチ上にウィッグを被ると
バランスが取りやすいです。
ただウィッグの仕様でも違ってくるため
医療用ウィッグを被り出すときは専門家にご相談することをおススメします。
生えてきた髪で滑る
化学療法後に髪が伸びてくる髪は柔らかく
2~3㎝を過ぎたあたりからは
サイズが合っていたとしても
ウイッグが滑りやすくなることがあります。
(頭の形に寄りますが、滑って感じる方が多いはずです)
この場合はインナーキャップなどを
ウィッグの間に一枚被ることでフィット感がでます。
インナーキャップの被り方が良くない
ウィッグのずれを感じる方の中には
ウィッグの中でインナーキャップが
ずり上がる方のご相談も多いです。
スリールをお使いの方には最初に
インナーキャップの被る位置も
レクチャーしております。
インナーキャップはいろいろな種類を
ネットなどでよく見かけます。
結論はスリールで販売している
クールインナーキャップを一番信頼しておりますが
これもすべての方にフィットするわけではありません。
インナーキャップを被る時に確認していただきたいのは
被った時点で
頭を上下、左右で動かしてみて
インナーキャップがズレるようでしたら
位置が合っていません。
インナーキャップがズレる上にウィッグを被ると
ウィッグもズレてしまいます。
他社製ウィッグの方がお使いの髪を纏めるネットや
インナーキャップが窮屈過ぎている方が多いように感じます。
ネットやインナーキャップがきついからといって
ウィッグがズレないわけではありませんし
頭痛の原因にもなります。

ウィッグが滑ることへの対処方法
結論としてはサイズ調整や被り方などは
プロにご相談いただいた方が良い結果になります。
ただメーカーに寄っては
どうしてもフィットさせてあげられない仕様のウィッグがあるのも事実です。
実店舗の無い通販ウィッグが
その傾向があります。
実店舗があればユーザーの困りごとを
フィードバックできるのですが
試着制度も無く返品も不可の通販ウィッグは
売りっぱなしになっていて
お客様の声は反映できていません。
調整ベルトを使用する
通常ウィッグは襟元に調整ベルトがついています。
S字フックはお好みの位置に掛けるようにできています。
ただ、あまり深い位置に掛けないことをおススメします。
調整ベルトの先にはゴムベルトがついていて
深く締めすぎると簡単にゴムが劣化して
ゴムの伸縮の機能が落ちてしまい
返ってウィッグはの調整ができなくなってしまいます。

一番、手前に掛ける程度が
ウィッグを長持ちさせる秘訣になります。
ベロア製のベルト

ネットなど販売しているベロア製のベルトです。
多くの方に簡単にフィットさせることできます。
ただ、このベルトでも頭の形や髪の状態で
ウィッグがズレることもあります。
ベルトを付けた状態で頭を左右、前後に動かして
ズレないことを確認してから
ウィッグを被るようにしてください。
位置を気を付けてもベルトがズレる場合は
ベルトを縫うこともあります。
(経験値が必要なのでご自分で縫うのは難しいです)
伸びてきた髪を結ぶ
襟足あたりで少しでも結べる場合は
髪用の輪ゴムのSサイズで結ぶことで
結び目が土台になりズレずらくなります。
また、この結び目をピンで留めると
よりしっかり安定します。
いろいろとご説明しましたが
正解の位置やウィッグのきつさは
おひとりお一人で違ってきます。
医療用ウィッグのことは
ちょっとしたこともプロにご相談できると安心です。
スリール取扱店は他社製ウィッグをお使いの方の
ウィッグケアや自毛のご相談もお受けしております。
またスリールの医療用ウィッグは
1年間無料サポート付きです。
サイズ調整やウィッグ、インナーキャップの被り方
メンテナンスやスタイルチェンジも無料で行っております。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
よろしくお願いいたします。